ブログの内容が、野球、肉、肉、野球、オリンピックというのもいかがなものかという気がしてきたので、少しは教養ある(?)感じの内容を、ということで、実は、一昨日(8月5日)、
牛角と
野球の間に、メトロポリタン美術館に行ってきたので、その話を。
NYに来て1年経つにもかかわらず、また、MoMAはNYに来て早々に行ったし、自然史博物館は3回も行ってたのですが、なぜかまだメトロポリタン美術館には今まで行かないままでした。先日、
ピータールーガーに行った際に、まだ行ってないんですか?と言われたので、その翌日に行ってきました。こういう風に、思いつきですぐ行動できる自由って素晴らしいです(そんな日々も残り1ヶ月ほどですが。)。
メトロポリタンの外観↑
入口を入ったところ↑
特に目的もなくやってきたので、まずは人の流れに沿って何となく1階のギリシャ・ローマ/ヨーロッパの彫刻などから。
後で2階に行った際に上からとった様子↑
気持ち良さそうにお休み中↑
次は1階の反対側のエジプトな物たち。本物を見ても、
ラスベガスのLuxorはよくできてたなー、などと本末転倒なことを考えながら見て歩いてました。ちなみに、有名な『センウセルト3世のスフィンクス』は貸出中とのこと。
続いて、絵画を見ようと、2階へ。美術とか全然詳しくないものの、どちらかといえば、時代が近い物の方が好きなのですが、適当に歩いていたら、しばらく宗教画とかがいっぱいある中世美術のコーナーから抜けられず、同じところを何回か回ってしまいました。広いので、目的を持って歩かないと迷います…。
なんとか中世美術のコーナーから抜け出て、フラフラ歩いていたら、Modern Artのある一画へ。こういう変なオブジェとか、わけの分からない抽象画とかのある空間の方が、個人的には落ち着きます。もう少し古い年代のものにしても、細かいところまできっちり描いた写実的な絵よりは、印象派とかのボワーっとした感じの絵の方が、今の疲れた私の心には優しい感じでよかったです。
特別展としては、イギリスの画家、J.M.W.ターナーの展示会が行われてました。山下達郎の曲にもある“ターナーの機関車”が有名ですが、今回の特別展には機関車の絵はありませんでした。ひと月ちょっと前にFrick Collectionを観に行った際にもターナーの絵はいくつか見たのですが、船や海をモチーフにした絵の方が多いようです。こちらも印象派に影響を与えたといわれるボワーっとした画風で、なかなかよかったです。
全体的な印象としては、すごいなー、という一言に尽きるでしょうか。他の美術館なら“ほら、どーだ、これすごいだろー”という感じでメインで展示されているようなものばかり、ずらずらとたくさん並んでいる感じ。昼過ぎにやってきたので、本当は閉館時間まで見て回って、そのまま野球を観に行くつもりだったのですが、歩き回ってたら、予想外に疲れてしまい(体力落ち過ぎ…)、いったん家に帰りました。だいたいざっくりとは見たいものは見たかなーという感じなのですが、広い館内、見尽くせた感じは当然しないので、もう1度くらい見に行ってもいいかなという気もします。