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Holiday From Real

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Peru旅行 番外編~コーラ王国・ペルー

NYUでご一緒のyutakatakaさんYさん(夫)のブログを読んで知ったのですが、ナスカの地上絵上空を遊覧中のセスナ機が墜落して、5人のフランス人観光客がなくなったそうです…。セスナは我々も利用したアエロイカ社のもの。(追記 4月23日:昨日、Yさん夫妻にご指摘いただいたのですが、我々が利用したのは他社のものだったらしいです。)我々が同地でセスナに乗ってから1ヶ月も経っていないうちのこのニュースということで、非常に衝撃を受けました。セスナの揺れは結構きつくて正直参ったのですが、無事帰ってこられただけよかったということなのかもしれません。

さて、本編も(おそらく)まだ続く(かもしれない)と思いますが、ここでペルー旅行記の番外編を。

私は、今でこそ、周りからはラーメン好きとしてのみ(?)認知される存在ですが、司法修習生のころまでは、周囲の友人からはコーラ好きとしても認識されていました。今の職場を選んだ理由を聞かれた際に、真面目に答えるのが面倒な場合は、“コーラが飲み放題だから”と答えていたくらいです(←私の日本での勤め先は、社内に従業員向けのベンダーマシーンが置いてあって、従業員は無料でコーラその他の飲み物が飲み放題。)。私がそこまでコーラ好きになった理由としては、私が生まれ育った街は神奈川県の海老名市というところなのですが、海老名には、コカ・コーラ工場と高速道路のサービスエリアくらいしか目立つものがなく、子どもたちは幼いころから1日3食コカ・コーラを飲んで育つのです(嘘)。

ところで、先日、旅行で訪れたペルーは、知る人ぞ知るコーラ王国。ペルーには、地元のブランドとしてインカ・コーラというコーラがあり、NYUで一緒のペルー人は、“ペルーではインカ・コーラのシェアはコカコーラを下回ったことがない。”と自慢していました。もっとも、旅行から帰ってきた後にYさん(妻)に教えていただいたのですが、現在では、インカ・コーラを製造しているJosé R. Lindley社とコカ・コーラ社はJV契約を結んでおり、コカ・コーラ社はLindley社の大株主でもあるようです…。

いずれにしても、ペルー人がそこまで自慢するインカ・コーラとはどんな飲み物か、(元)コーラ好きを自負する私としては、確認せねばなるまいと思っていたのですが、早速、リマからイカへの飛行機の中で出てきました。色はマウンテン・デューやメロー・イエローみたいな黄色。どこかで飲んだ味だなーと思ったのですが、その後、何度か飲んだ後に、みんなで話したところ、かき氷のレモンのシロップの味ではないかという結論に落ち着きました。
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さて、インカ・コーラがどのようなものか確認して安心していると、今度は、街で“Kola Real”という看板が…。インカ・コーラ以外にも地コーラがあるのを発見して、これは飲まねばなるまいと思いました。

“Kola Real”を見つけるチャンスのないままクスコ入りし、夕飯の後に、“Kola Real”を探して外出したところ、幸い近くの露店で見つけることができました。
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翌日、飲んでみたのですが、普通のコカ・コーラなどのコーラに近い味。後日、リマで空港とホテルの間の移動の際の運転手を務めてくれたペルー人の方に聞いてみたところ、“Kola Real”は、ペルーではコカ・コーラの安い版のような認識で捉えられており、ペルー人はあまりおいしいと思っていないとのことでした。

さて、“Kola Real”がどのようなものか確認して安心していると、今度は、街で“Reyna Kola”や“RC Royal Crown Cola”といった看板が…。ここに至って、ペルーが本当にコーラ王国であることを実感するにいたったのでした。

“Reyna Kola”は看板は何度も見かけたものの、結局、ペルー出国まで実際に販売されているのを発見することはできませんでした。一体、どこで売っているのでしょう?一方、ロイヤルクラウンコーラは、プーノの露店で発見。プーノの空港で飲んでみたのですが、変な薬品っぽいにおいと味で、今回、ペルーで飲んだコーラの中で最悪でした。もっとも、露店で買ったため、ボトルに傷が付いており、もしかすると中身もやや傷んでいたのかもしれません(と思わせるくらいまずかった。)。後で調べてみたところ、ロイヤルクラウンコーラはアメリカのコーラらしく、以前、ポッカと提携して日本国内で売られていたこともあるようです(そういわれてみると、昔、飲んだような記憶がなくもないです。もっとも、そのときはそこまでまずかった記憶ではないのですが…。)。
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さて、プーノからリマに帰ってきて、ペルーのメジャーなコーラで見落としているものがないか不安に思ったので、上記のペルー人の運転手さんに聞いてみたところ、“Crush”というオレンジ味のコーラ(?)が結構人気があるとのこと。翌日、リマ市内の薬局で発見したので、早速購入してみました。
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見た目はファンタ・オレンジ、味もファンタ・オレンジ。しかも発売元もファンタ・オレンジと同じコカ・コーラ社。しかも、ペルーでもファンタ・オレンジは販売されており、なぜ全く同じような味の商品が同じ会社から別の商品名で発売になっているのか謎でした。しかも、この商品、どこにも“コーラ”とは書いてないし…。あの運転手さんの認識では、甘い炭酸飲料は全部“コーラ”なのでしょうか。でも、そう考えてみると、インカ・コーラとコカ・コーラでは全然味が違うのに、両方ともコーラと呼ばれており、もしかすると、ペルーでは“コーラ”とは“甘い炭酸飲料”くらいの認識なのかもしれません。。

さらに、リマ市内で“Peru Kola”との看板を発見し、どこかにないかなーと思っていたところ、土産物屋で発見。これも、早速、購入して飲んでみましたが、普通のコーラを薄くしたような味でした。
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最後に、コーラと名の付くものは全部飲んでおこうということで、リマ市内のスーパーで発見したピンク色の“Kola Inglesa”という飲み物を購入。飲んでみると、色のとおり、かき氷のイチゴシロップのような味でした。製造元を見るとペプシ・コーラから発売されており、勝手な想像ですが、コカ・コーラ陣営の、かき氷のレモンシロップのような味のインカ・コーラに対抗するために、開発されたのかなという気がしました。
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ということで、他国ではコーラと呼ばないようなものまでコーラと呼ばれている可能性はあるようにも思われますが、それでもこれだけ大量の“コーラ”と名の付く飲み物が発売されているということは、ペルーはコーラ王国であるといってよいと思います。それにしても、かき氷のレモンシロップ味のインカ・コーラがはやってるなら、かき氷のメロンシロップ味の炭酸飲料=メロン・ソーダをペルーに持ち込んだりすれば、大流行するのではないかというような気もしました。
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↑結局、実物を発見できなかった“Reyna Kola”の看板
by fbrat | 2008-04-20 13:56 | Journey