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Swallows & Fighters、藤井・坂元・三木⇔押本・橋本・川島トレード

先週は旅行に出ており、インターネットやニュースをほとんどチェックしていなかったところ、帰ってきてビックリしたのがこのニュース。

最初は、サンケイスポーツが、スワローズの藤井と日ハムの川島がトレードとだけ報じたので、ネット上の掲示板等ではスワローズファンによる非難が轟々だったようですが(それだけじゃ全然つりあっていないので当然ですが)、結局、3対3でのトレードであることが明らかになり、現状では賛否両論といったところのようです。

個人的な感想をいえば、スワローズとしては、坂元と三木は昨季の一軍での出場はさして多いわけではなく、放出しても戦力的な影響はほとんどないので、獲得した3選手が、グライシンガーと石井一を除けば昨季のチーム勝ち頭(7勝)だった藤井を出してまで獲る価値がある選手であったかどうか、というところかと思います。

この点、日ハムから来るメンバーのうち最も実績があるのは押本ですが、高田監督としては、グライシンガーや石井一の抜けた先発投手陣以上に、リリーフ投手陣に不安を抱いていたということでしょうか。押本の昨季の成績はリリーフで36試合に登板して、防御率4.60、2勝1敗も(この数字だけだと、リーグは違えど花田&遠藤と大して変わらない。。。)、2006年はリリーフで25試合に登板して、防御率1.50、5勝0敗。昨季も奪三振率はパ・リーグ救援投手トップの9.38、6月から8月上旬にかけて10試合連続無失点だったとのこと。よいときはよいのかもしれませんが、去年の数字だけを見るとセットアッパーないし抑え投手としてはやや不安定な印象なので、館山(←藤井が抜けたので、今季は先発かもしれませんが)や故障明けの五十嵐と併用になるのでしょうか。まだ25歳と若いので、更なる成長を期待したいところです。

橋本については、正直なところ知らない選手でした(最近、プロ野球に疎くなっていたので。)。調べてみると、昨季は故障(?)等で一軍は8月以降のみの5試合の登板にとどまるも(防御率3.38、勝敗なし)、2006年は17試合に登板して1完封を含む4勝2敗、防御率3.33。故障がなければある程度期待できそうにも思われます。この点、日ハムのGMだった高田監督なので、故障からの回復具合等の状況は十分分かって獲得していることとは思いますが、2003年の手術以降は肘や肩の故障による離脱がなかった藤井の交換相手なので、押本も橋本も故障なくフルシーズン活躍してくれることが、後でこのトレードが失敗だったと言われないための最低条件でしょう。

川島(←ヤクルトには既に投手の川島亮がいるので、日ハムから来た川島は今後は「川島慶」という表記?)は、日ハムでは内野も外野も守れる控え野手といった位置付けだったようですが(昨季、一軍は10試合の出場にとどまり、.222、本塁打&打点はゼロ)、スポニチによれば、高田監督は二塁も三塁もこなせると言っているようです。宮本が三塁にコンバートとすれば、五輪期間中の代役を期待したいところです。もっとも、上記のサンスポの記事によれば、スワローズは遊撃を守れる新外国人選手の獲得を狙っていたがうまくいかなかったということなので、宮本が遊撃のままで、川島、飯原、畠山、鬼崎あたりで三塁を争うということなのかもしれません。

いずれにしても、藤井が抜けてしまうと、先発投手は昨季わずか4勝の石川&松岡が勝ち頭という非常に厳しい状況なので、リオスに加えてもう1人先発をこなせる新外国人投手を獲得することが必須であるように思われます。そのうえで押本はリリーフ投手として、橋本は先発ないしリリーフで活躍してくれれば、このトレードは成功だったということができるように思われます。

(追記 2月7日)
橋本がキャンプのリタイア1号って…。新監督が元GMだったチームから、本人が「(右肩は)去年の秋から調子が悪かった」とコメントするような選手をつかまされてる時点で、このトレードは失敗のような気がします(涙)。スワローズの今シーズンの先行きは暗いな…。
by fbrat | 2008-01-13 01:11 | Swallows/NPB