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Holiday From Real

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Tottenham vs Chelsea

Hiddink hints the title bid is over (BBC)

これは本当に痛い負けです…。

一昨日、敵地White Hart Laneまで表題の試合を見に足を運びました。試合開始1時間以上前に会場についたものの、付近に不審なバンが乗り捨てられてるとのことで、警察が出動し、スタジアムの南側の道路が封鎖されてしまったために、スタジアムの中に入ることができず。結局、何も発見されなかったようですが、そのために試合開始が30分遅れました。

で、試合開始が30分遅れたために、このゲームが始まる前に、同時刻に始まるはずだったフラム対マンUの試合は既に先に進行しており、なんとフラムが1-0でリードしてるというニュースが。これで、この日勝てば勝ち点1差(実質的にも4差)ということで、消えかけていたプレミア優勝の目も出てくるかもしれないということで、期待して試合観戦に臨みました。

この日のチェルシーは、前線が中央にドログバ、左にアネルカ、右にベレッティ。センターハーフが先週末のマンチェスター・シティ戦に続いて、アンカーの位置にバラックが入って、その前にランパードとエシアン。

対するトットナムですが、この日の戦い方としては、攻撃は、基本的にFWのロビー・キーン、ベントに加え、レノン、モドリッチあたりまでが担う感じで、DFはあまり押し上げて来ず、きっちり守ってのカウンター狙い(?)と思われるような戦い方でした。にもかかわらず、チェルシーの方が不用意なパスミスなどで、前半は却ってトットナムの方が決定的なチャンスが多かったのではないかという始末。

この日のチェルシーは、CLなどによる連戦の疲れが出てくる頃なのか、全般的に選手の動きが鈍いような印象を受けました。特に右サイドに入ったベレッティ、ボシングワは不用意なパスミスからボールを奪われるという場面を何度か目にしました。彼らのプレーが精彩を欠いたというのもあるのかもしれませんが、一方でトットナム側がチェルシーのサイドからの攻撃をきっちりカバーしていたということだったのかもしれません。実際、トットナムの両サイドバックはそれほど攻撃参加はしてきておらず、ディフェンス重視な様子に見受けられました。左も、アネルカはもともとウィングタイプではないうえに、この日はアシュリー・コールの攻撃参加もそれほどは目立たない印象でした(レノンの対応に追われていたということもあるのかもしれませんが。)。この日のチェルシーは、サイド攻撃のみならず、前線のドログバやアネルカをポストとして使うようなプレーもうまく機能していないように思われました。いずれにしても、ボールの出しどころがなく、攻め手を欠いた状態となっているように見受けられ、どこかスコラーリ末期を思い出させるような印象を受けました。

後半開始早々の49分、トットナムのレノンがサイドから切れ込み、最後は中央でフリーになっていたモドリッチがゴール。0-1。このところ好調のトットナムにまさかの先制を許します。

60分にヒディンクはベレッティに代えてクレアスマを投入。これで多少サイドからの攻撃が効くようになったのですが(クレアスマの方がマークされながらも切り込んでいく突破力がありました)、いかんせん、クレアスマの最後のクロスの精度が低すぎ、1本、ランパードのあわやのヘディングシュートにつながった以外は、あまり決定的なチャンスを生み出すことができませんでした。

76分、エシアンに代えてマルーダ。攻撃力を考えるとカルーの方がよさそうな気もしたのですが。

結局、その後もアネルカやアレックスの惜しいシュートが、キーパーのファインセーブやゴールのバーに阻まれて、チェルシーは得点ならず。そのまま0-1で敗れたのでした…。
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マンUはそのまま敗れたため、首位との差は変わらずも、リバプールはしっかり勝ったため(アストン・ビラに5-0って絶好調すぎ…。)、チェルシーは3位転落。冒頭にリンクを貼った記事のとおり、ヒディンクとしてはもうプレミアはほぼ諦め、FAカップとCLに注力していくかのような発言ですが、この日のようなサッカーをしてる限り、アーセナル(FAカップ)はともかく、リバプール(CL)になどとても勝てそうにない気がします。厳しいスケジュールが続きますが、なんとか立て直して、残りの2タイトルを確保すべく頑張ってほしいと思います。
by fbrat | 2009-03-23 10:18 | Chelsea/Soccer