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Footballな週末 その2 ~ Fulham vs Chelsea

せっかくの4連休といっても、やることがないなーと思い(←その後になって、26日は1つ前の記事のとおり、誘っていただいてチェルシー対WBAを見に行ってきたのですが)、せっかくのクリスマス休暇だし、自分へのクリスマスプレゼントということで、ウェスト・ロンドンダービーを見に行こう!ということで、ちょっと奮発してフラム対チェルシーのチケットを購入。28日の日曜日、フラムの本拠地、クレイブン・コテージに繰り出しました。

最寄り駅(Putney Bridge)を降りると、駅すぐ近くのパブはそのままサッカー観戦に赴くと思われる人でごった返してました。フラムの本拠地にもかかわらず、フラムのファンではないだろうという青い服装の人の方が多い感じ↓
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チェルシーの本拠地であるスタンフォードブリッジからも近いので(←もともとはスタンフォードブリッジはフラムの本拠地として建てられた)、そんなこともあるかなという感じでしたが、そういえば、先日、この日のチケットが残ってないかと思ってフラムのサイトを見たときに、年明けからのシーズン後半についてハーフシーズンチケットが売りに出されていたのを思い出しました。そこには、シーズン後半のリバプール戦とマンU戦のチケットも漏れなくついてくるという説明がされてました。ロンドンの他の4チームはこのようなハーフシーズンチケットを売りに出していたりはしないので、どうやらフラムがロンドンの5チームの中では一番人気がないようです(実際、ロンドンのチームで、当日チケットを持たずに見に行って試合を見られる可能性が最も高いのはフラムという話も聞きました。)。ロンドンを本拠地にしながらあまり人気がなく、この日のようにアウェイのファンの方が多いかのように見えたり、また人気チーム相手のゲームを売りにすることでチケットを売ろうとしているその姿勢が、なにか、東京を本拠地とする私の好きな日本の某プロ野球球団(その本拠地もいつも相手チームのファン-特に巨人ファンやガラの悪い阪神ファンに埋め尽くされる)を思い出させて、少し切なくなりました。

駅から歩くこと10分ほど、やってきましたクレイブン・コテージ↓
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中に入って席に着くと、なんとアウェイ側の最前列!!
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↑座って写真を撮るとグラウンドがほぼ視線の高さ。目の前にはプレスの人たちが。
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↑試合前、チェルシーファンを挑発するフラムのマスコット、ビリー君。何の動物かは不明。
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↑選手入場
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↑試合開始

試合が始まってみると、至近距離で見るゲームの迫力に圧倒されました。プロの試合をこんなに近くで見たのはもちろん生まれて初めて。前半はチェルシー側ゴール裏のの左サイド側だったので、アシュリー・コールがしばしば非常に近くまでやってきました。
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↑アシュリー・コールとイヴァノヴィッチとランパード

で、喜んで写真を撮っていたら、係員から写真を撮るなという動作をされました。日米英通じて、スポーツの試合で写真を撮るなといわれたのは初めてでした。もっとも、他の人は何も言われてなかったので、おそらく焦点が合わずに長い時間構えてたりしたのが、写真ではなく、録画してるとでも思われたのでしょうか。以後、しばらく写真を撮るのを自粛。

肝心の試合は思わぬ展開。前半10分、チェルシー側ゴール前で競り合いとなり、ゴールに背を向けた状態のフラムのMFデンプシーの足元にボールがこぼれたところを、デンプシーが後ろ向きのまま押し込んでフラムが先制。その後、チェルシーが押し気味に試合を進めますが、前半は0-1のまま終了。チェルシーは前半のうちに故障のためかマルダ(→アネルカ)、アレックス(→カルヴァーリョ)と2人も選手交代。

後半は、フラム側ということで、チェルシーの攻撃を至近距離で見られることとなりました。迫力満点でした。私のいた席は右サイド寄りということになるので、ジョー・コールがしばしばドリブル突破。後半開始からチェルシーの攻撃時間が長い状態が続きますが、後半開始直後の50分、ゴール前でボールがこぼれたところをランパードが蹴りこんで1-1。至近距離までやってきて雄たけびを上げるランパード。チェルシーサポーターは大盛り上がり。

さらにチェルシーの攻勢は続き、71分、ゴール前25ヤードのところで、チェルシーがフリーキックを得ます。これをまたもランパードが直接ゴールに蹴りこんで、2-1と逆転。またサポーターの前に駆け寄ってきて雄たけびを上げるランパード。つい私も自粛を解いて写真撮影。
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↑ランパードに駆け寄って覆いかぶさるチェルシーの選手たち。ちなみにこの写真は拡大なし。

この後、チェルシーサポーターは大盛り上がり。いろいろなチャントを繰り返し歌ってました。まだ歌詞がわからないものが多いものの、私も一緒に大盛り上がり。もっとも、試合は、78分にフラムが2人の選手を同時に入れ替えたあたりから、フラムの側でボールが回るようになり、徐々にフラムの攻撃時間が増えていきます。先ほどの勝ち越しゴールの直前にジョー・コールが交代してしまったこともあり、目の前でチェルシー選手のサイド突破が見られる機会もほとんどなくなりました。そして、浮かれるチェルシーサポーターの気分が一気に暗転したのが終了間際の90分。コーナーキックからまたもデンプシーが今度はヘディングで押し込んで2-2。盛り上がるフラムサポーター…。チェルシーは何度もチャンスがあった一方で、フラムには2度しかなかった決定的なチャンスを2度ともきっちり決められた感じでした。やはりエバートン戦のレッドカードで出場停止中のテリーの不在が痛かったのでしょうか。最後は冷たい風の吹きすさぶ夕暮れの中、身も心も凍え切ってスタジアムを後にしたのでした。。テムズ川に面した公園に隣接した雰囲気のあるスタジアムで、すばらしい席で、これで試合に勝っていれば言うことなしだったのですが…。
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↑帰りに公園からテムズ川対岸を撮る

この日は、チェルシーの試合前にリバプールがニューキャッスルを5-1で下していたため、2位チェルシーと首位リバプールの勝ち点差は3に広がりました。でも、個人的に(そしておそらく他のチェルシーファンも)ジェラードが逮捕された(!)リバプール以上に気になるのが3位マンチェスター・ユナイテッド。クラブW杯などの影響で、他チームより2試合少ないながら、この第20節が終わった時点で勝ち点38の3位で、リバプールと7差、チェルシーと4差。マンUがその2試合を勝つと仮定すると、実はチェルシーはマンUに既にリードされていることになります。年明け早々のアウェイでの直接対決が今シーズンの行方を占う大事な試合となりそうです。

(追記 1月1日)
「テリーの不在が痛かったのでしょうか」などと適当なことを書きましたが、スコラーリは2点目は(守備の指示を適切に出さなかった)GKチェフの責任だと言ってるようですね。そりゃそうか。
by fbrat | 2008-12-31 06:39 | Chelsea/Soccer