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Holiday From Real

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Big Win

昨日(19日)は2週間ぶりにシェイスタジアムへ。対戦相手はブレーブスでメッツの先発投手はペレス。ちょうどほぼ1年前に私がNYにやってきて初めて観に来たメッツの試合もブレーブス戦でペレスが先発でした。時間が経つのは、ほんと早いです。
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↑ペレス
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↑ブレーブスの先発はJo Jo レイエス

試合は、1回裏、ホセ・レイエスへの四球(投手も打者もJ.レイエスなので紛らわしい…)とエバンスのヒットエンドランで、ノーアウト1塁3塁から、ライトの犠牲フライ、さらにはベルトランのヒットを挟んで、タティスのツーベースで2点をメッツが先制。ここのところメッツは1回の得点が非常に多いです。あと、私が見に来ると好調な(?)タティスがまた打ちました。
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↑ライト
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↑タティス

3回表、ブレーブスが反撃します。先頭打者のブランコが四球で出塁すると、エスコバル、チッパー・ジョーンズの連続安打であっさり1点を返します。続くインファンテの打ち損ねのボテボテの打球がラッキーな内野安打になり満塁となったところで、マキャンの内野ゴロの間に3塁ランナーがホームインして同点、さらにフランコアの犠牲フライで2-3とブレーブスが逆転。

ペレスは、3回は不運な当たりもあって失点したものの、それ以外はランナーを出しながらも要所を締めるピッチングで追加点を許しません。しかし、メッツ打線も2回以降立ち直ったレイエスから得点を奪えません。

7回表、1アウトからエスコバルのスリーベース、チッパー・ジョーンズを敬遠で1塁・3塁となったところで、ペレスに代わって、先日ナショナルズから移籍してきたばかりのアヤラが初登板。いきなり初球がすっぽ抜けて打者がのけぞって倒れるようなボールでどうなるかと思いましたが、制球は定まらないものの、球威は十分といった感じで、インファンテを内野フライ、マキャンを浅い外野フライに打ちとってピンチを脱します。アヤラは、メッツのスカウト陣によれば、腕をもっと高めから出せばよくなるとの評価で獲得したとの話ですが、私がDCで見たときとは試合を見ていた角度が違ったので、いまいち腕の出どころが以前よりも高くなっていたかどうかはわかりませんでした。ただ、球速の表示はDCで見たときよりも出ていました。
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↑アヤラ

7回裏、ブレーブスの投手がこの回からベネットに代わりますが、メッツは3者凡退。
8回表、メッツはハイルマン登場。投手に四球を与えるなど相変わらず不安定な投球も、なんとか無失点で切り抜けます。
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↑ハイルマン

8回裏、1アウトから、エバンス、ライトの連続四球でノーアウト1塁2塁とすると、ベルトランのボテボテの3塁前の当たりが内野安打となって、ノーアウト満塁。今度はメッツにラッキーな当たりが飛び出しました。ここで迎えるバッターは左のデルガド、ということで、ブレーブスは右投手のベネットから左投手のオーマンにスイッチしますが、代わったオーマンからデルガドが値千金のタイムリー2塁打。2点を返し、4-3と逆転します。さらにタティス敬遠で再度ノーアウト満塁となった後、イーズリーの2点タイムリーが飛び出し、6-3。さらにカストロのツーベースが飛び出して、この回一挙5点で7-3とします。
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↑デルガド
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↑イーズリー
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↑カストロ

9回表は、ショーンワイスが登場。無失点で切り抜けて試合を締めくくりました。
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↑ショーンワイス

今年のメッツ打線は試合序盤の得点の多さはメジャー屈指なものの、逆に7回以降の得点の少なさが指摘されていたので、この終盤での集中打による逆転勝ちは非常に大きいです。オールスター以降のリリーフ投手の防御率が唯一メッツを下回るブレーブスが相手だったというのもあるかもしれませんが…。ただ、この日は、ナ・リーグ東地区の首位を争うフィリーズが、ナショナルズ相手に序盤リードされながらも追いついて、先に逆転勝ちをおさめていたので、ここで同様に逆転勝ちをして1.5差をキープできたのは大きいと思います。

この日のメッツのリリーフ投手陣は無失点と仕事をしました。ただ、この日、明らかになったニュースとしては、ワグナーの状態が思ったよりも悪く、復帰までに長くかかりそうであるとのこと。ミナヤGMはTVのインタビューに答えて、リリーフ投手に関して、これ以上の外部からの補強は望み薄とのことで、マイナーの選手も含めて、現在いる選手たちでやりくりしていくと言っていました。それを受けて、今朝の新聞では、現在オリンピック代表に入っているナイトや、最近2Aから3Aに昇格したばかりの期待の若手右腕パーネルをリリーフで起用する案もあるなどと書かれていましたが、それだったら先日3A落ちしたクンツをもう一度試す方がよさそうな気がします。誰か外部から誰か戦力になるような選手を獲ってこれれば一番いいのですが、やっぱり無理なのかな…。
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↑シェイスタジアムから見たマンハッタン方面の夕焼け

(追記)
メッツがレイズからウェイバーにかけられていた38歳の右腕アル・レイエスを獲得したようです。レイエスは今年は26試合に登板して2勝2敗、防御率4.37の成績も、昨年はクローザーを務め26セーブ(防御率は4.90だけど。)。ワグナーの離脱が長引きそうなこの局面では、クローザーの経験がある選手がいるだけでも心強いので、これはいい補強なんじゃないかと思います。
by fbrat | 2008-08-21 01:22 | Mets/MLB