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John's Shanghai (not Joe's Shanghai)、そして白兵衛(formerly known as 黒兵衛)

だいたいの日本語のNYガイドブックに載っている、NYでおいしいとされている中華料理のお店の1つに“Joe's Shanghai”というお店があります。カニの小龍包が人気メニューです。本店がマンハッタンの南の方のChina Townにあり、マンハッタンの5番街と6番街の間の56丁目沿いにも支店があります。今までに2度ほど行きましたが、実際おいしかったです。

で、私はマンハッタンの47丁目沿いに住んでいるのですが、こないだ46丁目を歩いていたところ“John's Shanghai”というお店を見つけました。日本だと不正競争防止法違反じゃないのか…(アメリカでも周知性のある表示はcommon law上の保護の対象。もちろん商標登録があれば商標法違反。)と思うような店名です。JoeだかJohnだかJonesだかなんて、ガイドブックを開かずにはなかなか思い出せないと思うので、タイムズスクエアの近くという好立地もあり、今までにJohn's ShaghaiをJoe's Shanghaiだと思って間違って入ってしまった日本人もいたのではないかと推測されます。

でも、せっかく家の近くにあるので、ひょっとしたらおいしいかもしれないし、ということで行ってみることにしました。後で、↑のように書いておいて本当はお前が間違って入ったんだろ、といわれないように、こないだの土曜日に職場の同期のSさんを誘って2人で行きました。

Joe's Shaghaiと比較するために、カニの小龍包をまず頼んで、他に豚肉と野菜のつゆそば、魚の炒め物、麻婆豆腐と頼んだのですが(この順で出てきた)、小龍包のころは、“Joe's Shanghaiほどじゃないけど悪くないね”、などと話していたのですが、だんだんとメニューが進むに連れて、???という感じに。最後には、二度と来ることはないね、という結論になったのでした。

下記に写真を掲げておくので、NYにいらっしゃる方は、Joe's Shanghaiと間違って入らないようにお気をつけください(タイムズスクエア近辺で、多少まずくてもいいからどうしても中華料理を食べたくなってしまって、移動する時間も我慢ができないということであれば止めませんが。)。

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f0158259_1059632.jpgところで、日本でのこういった食べ物屋と不正競争防止法違反などの話で、ラーメン好きの私の頭に浮かぶものとしては、少し前には一蘭と康竜の訴訟などもありましたが、もっと最近の話としては、六本木に“兵衛”というラーメン屋があったのですが、ある日行ってみると、なんと“兵衛”(!!)になっていました。真っ黒のスープの醤油ラーメンが売りで“黒兵衛”だったので、てっきり豚骨か鶏白湯ラーメンでも始めたのかと思ったのですが、店内に入ると説明書きがしてあり、なんでも関西の方の料亭か何かで“黒兵衛”というお店があり、クレームをつけてきたので名前を変えたとのこと。ラーメン好きの私の中では、ラーメン屋の“黒兵衛”の方が圧倒的に有名だったので(実際、雑誌やテレビで何度かとりあげられているのを見ています。)、私の非常に偏っているかもしれない事実認識を基にすれば、不正競争防止法違反であれば訴えられても争えなくもなかったような気もしなくもないですが、潔く名前を変えてしまいました。ちょっと名前が変わったところで関係ない、味で勝負!ということですかね。かっこいいです。もっとも、仮に料亭か何かの“黒兵衛”が(私のラーメン屋以外の食べ物屋に関する知識が不足しているだけで)東京でも有名で、“黒兵衛”という名称をラーメン屋に使うことが本当に不正競争防止法違反を構成するのであれば、“白兵衛”に変えたところでどうなのかという論点も生じ得るような気もしますが。

ちなみに商標はどうなんだろうと思って、こちらについては商標登録を調べてみたら、「黒兵衛」とのロゴは既に「飲食物の提供」に関して1つ登録があり(商標登録番号第4258862号)、それとは別に文字商標の出願(出願番号2006-109569)が去年の11月に出ていました。これも私の非常に偏っているかもしれない事実認識を基にすれば、去年の11月にはラーメン屋の黒兵衛は既に十分に周知性があった気がするので、こちらに対してであれば先使用権等を主張したりできたような気もしなくもないですが、まあ、いずれにしても、もう名前を変えてしまったわけですし、関係ないですかね(ちなみに「白兵衛」との商標は私が探してみた限りでは見つけられませんでした。)。

白兵衛のお店の店員さんの1人とはやや顔なじみになっていて、しばらく行かないと、“久しぶりですね、どうしてらしたんですか?”と聞かれたりしていたので、渡米数日前に挨拶しておこうと思って食べに行ったのですが、ちょうどその店員さんがいらっしゃらず、挨拶できないままこちらに来てしまったのが心残りです。帰国したらまた通いたいと思います(こちらはお薦めです。)。
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by fbrat | 2007-11-06 11:14 | Gourmet (主として麺)