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交流戦初観戦&予想外の快進撃

明日から日本のプロ野球は通常のリーグ戦が再開しますが、その前にこの記事だけは書いておかないと、と思って、ブログを更新しています。

カメラを忘れてしまったので、残念ながら写真はありませんが、仕事復帰前の6月8日、K吾さんと神宮球場にヤクルト対日本ハムの交流戦を見に行ってきました。今までに日本のプロ野球の試合は何十試合見に行ったか、もはや分かりませんが、交流戦は人生初観戦。ここ2年海外にいて、久しぶりの日本のプロ野球観戦ということもあって、楽しみにして神宮を訪れました。

先発投手はヤクルトが石川、日本ハムが糸数。糸数投手のことは私はあまりよく知らず、かたやヤクルトはエースの石川なので、これは負けるわけには行かない試合でした。ところが、ヤクルト打線はそんな糸数の前にチャンスを作ることができず、一方の石川もランナーは出すものの要所は締めて、5回まで0対0という展開。

6回に入ってヤクルト打線はようやくチャンスをつかみ、ガイエルの2点タイムリーなどで3点を先制。ところが、リードしてもらった石川がよくありません。続く7回表、ノーアウト満塁から金子誠にタイムリーを浴びて降板。さらに満塁のピンチが続き、リリーフした松岡は2アウトを奪うものの、田中賢にタイムリーを浴びて、3対3の同点に追いつかれてしまいます。

この後、ヤクルトは同点ながら、五十嵐→イムと投入し、同点のまま9回裏へ。相川の二塁打でチャンスを作ると、最後は武内のサヨナラタイムリーで、ヤクルトが劇的な勝利をおさめたのでした。

この日、試合を見てて思ったのは、1番の川島慶と4番のデントナが打線のブレーキになっているということ。特に、川島慶は守備がよいので外すのはもったいないし、ツボにはまると大きい当たりもあるので、下位で打たせた方がよいのではないかと思いました。…と思ってたら、数試合後から、実際に川島慶は下位打線で起用されるようになりました(一方のデントナも好調になってきたようです)。代わって、最近では、この試合でサヨナラタイムリーを打った武内が1番バッターで起用されて結果を残しているようです。早稲田時代は、大学でもヤクルトでも先輩にあたる青木や田中浩康よりもバッティングでは上といわれた選手でしたが、守備位置が基本的に外国人選手などと被ってしまうファーストに限られていたため、これまでチャンスをつかめずにいました。ただ、最近は外野で起用されているようで、青木が試合途中で負傷退場した試合ではセンターを守ったりなどもしており、外野守備についても首脳陣からある程度の信頼を得ているようです。このまま、その才能を開花させてくれるとよいのですが。

そして、チームは、私が見に行った試合の次の試合でソフトバンクに負けた後、破竹の7連勝。特に最後の3試合は3連続サヨナラ勝ちで、これは日本一になった1978年、1995年以来3度目なんだそうです。これで、交流戦は15勝9敗の2位で、セ・リーグでも巨人と2ゲーム差の2位でリーグ戦再開へ。その再開後最初のカードは巨人相手の首位攻防戦。

シーズン前に書いたとおり、私は今シーズンもヤクルトは育成の年で、優勝争いをするなどとは夢にも思っていませんでした。はっきりいって今の順位や成績は出来過ぎだと思います。その理由はやはり松岡、五十嵐、イムの鉄壁のリリーフ陣にあるといってよいでしょう。前2者は防御率1点台、イムに至っては未だ今シーズン自責点ゼロ。ただ、ここ数年の阪神の終盤の失速ぶりを見ても明らかなとおり、また、ヤクルトの救援陣自身去年そうだったように、救援陣を酷使した戦い方は1シーズン持ちません。たまたま最近は同点でイムらを投入しても、サヨナラ勝ち等の結果が出ているからよいですが、ヤクルトはこれからのチームなので、あまり選手をつぶすような起用はしてほしくないです。既に松岡が右ヒジの張りを訴えていたり、あるいは、この3人とともに救援陣を形成する押本がやはり右肩の張りで一旦2軍落ちしていたのを見たりすると(リーグ戦再開までに戻ってくるようですが)、心配になります。まー、そんなことを言っていても、イムが他のチームに奪われたり(とりあえず来年の契約は大丈夫のようですが)、五十嵐がFAで出てったりしてしまったら元も子もないので、勝てるときに勝っておかなければというのもあるのかもしれませんが…。

いずれにしても、優勝争いとかそういったことにかかわりなく、同じ東京を本拠地とする巨人にはやすやすと連敗するわけにはいかないので、…この3連戦、せめて1勝はして欲しいものだと思います(弱気)。

(追記 6月28日)
14連勝中のエース館山を初戦の先発に立てて敗れ、チームの連勝も7で止まり、本当に3連敗のおそれもあるのではないかと思われた第2戦、家でTV観戦してました(見に行くことも考えたのですが、当日券を確認したら、さすがに巨人戦なので立見席しか残っていなかったのでやめました。)。

ヤクルトの先発は由規。圧巻のピッチングでした。MAX154km/hのストレートを中心に押すピッチングで、8回を2安打1失点。初完投がかかった9回は5点リードにもかかわらず交代となりましたが、8回には球速も落ちてきてましたし、球数(プロ入り後最多の117球)を考えたら、また、由規がこれからの選手であることを考えたら、この投手交代は個人的には見ていて納得できるものでした。あと、やっぱりリード面で相川の存在は大きいなと思わされました(この試合は貴重な追加点となるホームランも打ってましたし。)。

巨人移籍後負けっぱなしだったグライシンガーに土をつけたのも大きいです。といっても、去年から7連敗してたわけだから、1勝くらいで喜んでいる場合でもありませんが。
by fbrat | 2009-06-25 23:23 | Swallows/NPB